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その後 ~朝霞編~ 58
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「えっ・・・なん、で、颯君が・・・」
嘘、嘘だ。
だって、そんな。
颯君は、海斗が好きで、昨日も、帰ってきてなくて、それが、答えなんでしょう?
どうして、ここにいるの・・・?
「はやてくん、どう、して・・・」
「俺、言いましたよ?
『いってきます』って。
いってきますって言ったからには、帰ってくるのが普通ですよね?
朝霞さんにとっては、迷惑かもしれない。
でもっ、俺はっ・・・」
その瞬間、
僕の目から、温かい水が流れ出た。
あれ、おかしいな。
さっき止まったはずだったのに。
・・・颯君が、驚いてる。
僕、今までかっこいい『朝霞さん』であろうと、頑張ってたのに。
結局、かっこ悪い姿を見せちゃったなあ・・・
「朝霞さん、どうしたのっ・・・! っそれって・・・」
でも、それでも、颯君が帰ってきてくれたのが、嬉しくて。
だって、それって・・・
「「期待していいの・・・?」」
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