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その後 ~朝霞編~ 59
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「ぷっ・・・」
「「あはははははっ」」
笑った。
気付いたら颯くんが泣き始めていたし、僕の涙も相変わらず止まってなかった。
けど、それでも笑った。
だって、僕たちは分かってた。
お互いが、何を思っていたのか。
目をみたら分かってしまった。
・・・だからこれは、悲しい涙じゃない。
だから、今度は、僕から言うよ。
そしたら君は、笑ってくれるよね?
「颯君、大好きだよ・・・」
「・・・っ俺も! 俺も、朝霞さんが大好きです!」
一人で過ごした日は、すごくすごく冷たくて。
凍えそうなほど悲しかった。
でもそういう時、君は必ず温かい朝をつれてきてくれた。
そしてそれはいつも偶然で。
・・・でも、今日からは『必然』だと思ってもいいんだよね?
「僕と、付き合ってくれませんか?」
「よろこんで」
今日は、僕たちにとって大切な記念日だ。
『君と出会った日』
『想いが通じ合った日』
~朝霞編 END~
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