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番外編1 朝霞さんの苦悩 パート1
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朝霞 side
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僕は今、この状況をどうすればいいのか、完全に決めあぐねていた。
正直言って、このままでいられる自信はない。
今すぐに現状を変えなければいけないことも、分かってる。
でも、ずっとこのままでいたい。
一瞬でも長く、君を見つめていたい・・・。
本当に僕は、どうしようもないワガママだ・・・。
僕は、どうすればいいのだろう?
「颯君・・・っ」
どうして・・・?
どうして?
どうして君は、
『彼シャツ姿で僕の服に顔をうずめて、なおかつ足なんて立てながら無防備にソファの上で寝てる』の?!
ああ、だめだダメだ。
このまま見ていたら完全に襲ってしまう。
いや!
でもっ!
こんな可愛い姿、一瞬たりとも見逃す訳には・・・っ
くう・・・っ
僕は、いったいどうするのが正解なのだろうか?
「・・・」
どうしよう、どうしよう
ただそれだけが頭に浮かんで、思考がおぼつかない。
今僕の中では、完全に理性と本能がせめぎあっていた。
いっそのこと、颯君を起こしてしまおうか・・・
いや、でもそれは、可哀想だし・・・
でも、だからといって・・・
ああ、ほんと、どうしよう・・・
「・・・ゴクッ」
そして、
考えて考えて考えた結果。
「は、はやてくん・・・」
・・・僕は颯君を起こすことに決めた。
「ほら、ここで寝てると風引くよ・・・?」
ゆさゆさと体を揺するたび、颯くんのシャツのすそがジリジリと上がる。
まずい、まずい!
早く起こさないと、理性が負けてしまう・・・っ
そうやって、僕が焦った時だった。
「あ、しゃか、さん・・・」
不意に、颯君が僕を呼んだかと思うと、
「・・・っ?!」
腕を引かれ、そのまま
『颯君の唇が、僕の唇と重なった』。
「?!」
いつの間に起きたんだ?!
と、思って颯君を見ると、
・・・なんと、まだ眠っている。
「・・・///」
颯君からの突然の不意打ちキスに、欲望がはち切れてしまい、逆に納まっていくのを感じた僕は、きっと、一生颯君には勝てないのだろう。
そんな、日曜の昼下がり・・・
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襲いたいなんて考えていた朝霞さんですが、結局、颯君の可愛さには勝てない、という話でした。
朝霞さんはこれからも、一生懸命我慢をしていくのだと思います
そして結局我慢できなくなって、そのこと自体を颯君に包み隠さず伝えて、二人して真っ赤になるのでしょう
ちなみに、R18も入れていくつもりなので、よろしくお願いします!
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