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番外編5 初夜を迎えるべく・・・
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二人して赤面してしまい、なにを言っていいかもわからず、また沈黙が墜ちた。
は、はずかしい・・・
「「あのっ!」」
か、かぶった・・・
「あ、さかさん、お先にどうぞ・・・?」
「あ、えと、じゃあ・・・」
戸惑うような表情をした朝霞さんが、口を開く。
「・・・颯君」
「・・・はい」
「君を、全部奪ってもいいですか?」
正直に言って、初めての体験を前に、怖いと思うこともある。
痛いのは怖いし、なにより
痛がる俺を見て、朝霞さんが中断してしまうこともあるかもしれない。
そんな風に、不安はいくらでもある。
けど・・・
「・・・全部、朝霞さんがもらってください」
朝霞さんなら、大丈夫だって思えるから・・・
「・・・ありがとう」
どちらからともなく、唇が合わさる。
柔らかい唇は、朝霞さんの心みたいにほんのり温かくて、涙が出そうになった。
幸せってこういうものなんだ、って最近、妙に実感する。
朝霞さんが、大好きだ・・・
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