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※窓の外
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高級なだけあって、走り出した車は静かだった。
何度も乗った事のある車だけど、エッチな事をした後に密室は、心臓に悪い。
僕の心臓の音が聞こえるんじゃないだろうか?
チラリと横を見る。
おじさんはハンドルを操りながら、整った顔を前に向けていた。
「あんまり見つめられると、照れるね」
嬉しそうな声のおじさんは、口元に笑みを浮かべた。
「おじさん。今日はどうしたの…?迎えに来てくれるなんて」
「結斗の顔が早く見たくてね。丁度会社から帰る所だったから」
「そうなんだ…」
実の息子は、まだ部活をしている最中なのに…僕を迎えに…。
信号が赤になり車が停まる。
「えっ!?」
車が停まると同時に、おじさんの大きな掌が僕の太ももへ伸ばされた。
ゆっくりと撫でられる。
慌てておじさんを見たけど、前を向いたままだ。
素知らぬ顔で、僕の太ももを撫で回している。
次第に股関の隙間へもスリスリと手を入れてくる。
こんなことをされたら、僕のアソコが…。
ブルルル…
僕の耳にバイクの音が聞こえた。
車内の出来事に気をとられていた僕は、ドキッとして横を見た。
車の横にはバイクが一台。
メットの隙間から見える目が、明らかに僕の太ももへ向けられていて驚いているのが分かる。
学生服のズボンに男の掌が大胆に這い回るのだから衝撃も大きいんだと思う。
ハラハラする僕の事などお構いなしに、おじさんは気がついているのかどうなのか。
掌は股間の中心へと再び辿り着くと、驚くことに、僕のおちんちんの形を確かめるように動き始めた。
スリスリスリスリ、モミモミモミ
大きく撫で回したかと思うと、次にはあからさまに握り込んできて、勃起を誘う動きをする。
「あっ、うっ…」
強めに扱かれて、僕は喉を震わせた。
おちんちんが、快楽に従って腫れてくる。
シコシコシコ、モミモミモミ
僕のズボンはモッコリと恥ずかしく浮き上がってきていた。
見られている!
そう思うと、余計に感じてしまった。
「やっ、あぁっ」
僕が快感に顎を仰け反らせると、視界の端にバイクの男が見えた。
「!?」
驚くほどに窓ガラスへ近づいて、僕の表情を血走った目で男が見ていた。
僕が驚くのと同時に車が走り出す。
国道を跨がり、真っ直ぐ進んでいく。
何処へ行くのか、そんな疑問よりも男の視線から逃れられた安堵の方が大きかった。
車は家とは反対方向へと走っていく。
「おじさんっ、何処へ行くの?」
とにかく僕は今興奮状態のおちんちんを何とかしたかった。
それに、このまま何処かへ出て行く事は抵抗がある。
「食事に行こうと思っているんだけど、その前にちょっとね…」
海里おじさんは、そう言って僕の太ももへ掌を乗せてきた。
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