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※暗闇の攻防
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キスしたの見られたかな…大丈夫かな?と不安にビクビクしつつ両隣をチラッと確認してみたけど、どうやら見られてないらしい。
男同士の怪しい関係よりも、感動に涙した方がいいもんね。
良かった~見られてなくて。
ホッとして胸を撫で下ろす。
「おじさん、静かにしてよ。映画、映画」
僕が声を掛けると、クスッと笑って前を見た。
余裕な表情がなんだか…。
おじさんってば、何でそんな顔してられるの?
公共の場所でマズすぎる。
誰が見てるかも分からないのに…知らない人ばかりとは限らないもんね。
それに知らない人でも恥ずかしいよ。
よし、集中、集中。
それから暫くは平穏に映画を観ていたんだけど…。
「…」
気のせい?
「っ…」
気のせいじゃないみたい。
スルッ
おじさんの手が僕の腰を抱いてきたと思ったら、服の裾を捲り上げてきた。
ナデナデナデ
「んっ」
ペシッ
声が漏れそうになり、慌てておじさんの手を払った。
だけど、再びナデナデが始まる。
「んっふ、ぅ…」
ギュッと手を握ってみたけど、僕の手だと大きなおじさんの手には敵わなくて進撃を許してしまう。
手がどんどんと上へと進んでいく。
それから絶対的に弱い胸元へと辿り着いてしまった。
クスッ
おじさんが笑う。
僕の慌てる姿を見つめながら、掌を肌に這わせる。
胸元を熱い掌が撫でまくる。
指先で感じる場所を捏ねられると、ジンッと痺れる感覚が沸き上がってきた。
「あ、ん…ふぅ」
クリクリクリ
「乳首勃ってきたね」
耳元で意地悪く囁かれる。
その声も耳に毒だ。
指摘された通り、僕の乳首は素直に勃ち上がり存在を主張し始めた。
そうなると益々おじさんの思う壺だ。
「…!!」
乳首を指に挟まれてキュッと摘ままれ、僕の体がビクンッと跳ねた。
「結斗…カワイイ」
これ以上はマズイ。
僕は身を捩って逃げようとしたけど、おじさんは許してくれない。
「逃がさないよ」
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