アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
17
-
「これ、が……私の中に、入っていたんだねえ……」
無造作にさらけ出された暁丸の怒張を目の当たりにし、三日月はゴクリと生唾を飲んだ。
「すっげー気持ちよかった!」
暁丸はあっけらかんとそう言ってのけた。
「それはよかった」
三日月はフニャリと笑った。
「……熱い、ね……」
三日月は、暁丸の怒張した怪物的な陰茎に、その白く細い指を絡めながら、目元を染めてつぶやいた。
もっとも、暁丸のそれが、怪物的なものに見えてしまうのは、暁丸が今現在、若き紅竜という本性から、仮初めに、いとけない人間の少年という姿に変化をしているからで、竜の本性に戻りさえすれば、それは、それなりにその体躯につりあった大きさではあるのだろう。
「おまえみてえに、ひゃっこくはなれねえんだよな、俺」
暁丸は、三日月の、それこそ月光が変じたかのような純白の髪を撫でながらつぶやいた。
「ならなくていいよ。私は、君の熱さが好きだ」
三日月は、怒張に絡めた指をゆるゆるとうごめかせながらそう言って微笑んだ。
「俺も、おまえがひゃっこいの、好き」
暁丸は、どこかあどけないような顔でそうこたえた。
「――よかった」
三日月は、どこかホッとしたように笑った。
「なあ」
暁丸はその金の瞳をしばたたいた。
「口で、してくんねーの?」
「ああ、もちろんするよ」
三日月はそうこたえるや否や、躊躇なく暁丸の熱く脈打つ怒張に唇と舌とをはわせた。
「……口に出しても孕まねえのにな」
暁丸は、どこか不思議そうにそうつぶやいた。
「なのに、なんでだろ、なんか、すげえドキドキする……」
「ん……私も、ドキドキしてる、よ……」
三日月は頬を紅く染めながら、はにかんだように笑ってそうこたえた。
「……綺麗、だな」
暁丸の金の瞳が、はにかんだように笑う三日月の顔にひたと据えられた。
「え? 綺麗?」
「おまえ、綺麗だ」
「あ……ありがとう……」
三日月は、しどろもどろになり、紅く染まった首筋や胸元を揺らめかせながら恥ずかしげに小さく身悶えた。
「なあ」
「……ん?」
「もっと、やって」
「ああ、喜んで」
当然のことのようにそう要求する暁丸に、三日月は楽しげな笑みを返した。
「口だけだとちょっと、全体はさすがに無理だからね」
三日月はそうつぶやきながら、すでに暁丸の手によりだいぶ乱されていた純白の打掛をスルリと脱ぎ捨てた。
「だから――いろいろと、使わせてもらうことにするよ」
三日月は、コク、と小さくのどを動かして生唾を飲み下すと、そのまま暁丸の怪物的な昂ぶりに、ズリ、と自らの白くなめらかで、そしてひんやりと底冷えのする体をこすりつけた。
「入れてえな」
暁丸は、ボソリとそうつぶやいた。
「それ、は……その……で、出来なくも、ない、とは思う、けど……」
「……やめた」
困ったような、だが、嫌悪や怒りは微塵も感じさせない顔でモゴモゴとつぶやく三日月の様子を見た暁丸は、執着のかけらも見せず、あっけらかんとそう言い放った。
「俺、別に、おまえにそういう顔させたいわけじゃねえし」
「――ありがとう、暁丸。大丈夫、すぐになおすよ」
微笑みとともにそう告げながら、三日月は暁丸の怒張に愛しげに何度も頬ずりした。
「なおるけど、変わるぞ」
暁丸は、そんな三日月を金の瞳を輝かせながら見下ろして告げた。
「だって、おまえは、俺の雌になるんだから。だから、なおるだろうけど、でも、おまえは変わっちまうぞ」
「ああ、私もそれを望んでいる」
三日月は艶やかに微笑んだ。
「飲んでも――変わるんだよね?」
そう問いかけながら、三日月は暁丸の鈴口にチロチロと舌をはわせた。
「ああ、変わる。ちゃんと確かめたことはねえけど、それでも変わるに決まってる」
暁丸はキッパリとそうこたえた。
「それじゃあ――たんと、飲ませておくれ――」
三日月は、暁丸の鈴口に、ジュウと水っぽい音を立てて吸いついた。
「あ……それ、好き……」
暁丸は、切なげにうめいた。
「――暁丸」
三日月は、驚いたように大きく目を見開いた。
「君は――君も――君も、そんな顔をするのだねえ――!」
「って、どんな顔だよ?」
三日月の感嘆を見た暁丸は、子供っぽいふくれっ面で口をとがらせた。
「いいからもっとやれよ。さっきのあれ、気持ちよかった」
「仰せのままに」
三日月はクスリと笑った。
「……なあ」
「ん?」
「おまえは、気持ちいいか?」
「もちろん」
三日月はクスリと笑った。
「とても気持ちがいいし、とても楽しいし、それに――」
「それに?」
「それに、とても幸せだから、君が心配してくれなくても大丈夫だよ、暁丸」
「……しあわせ」
暁丸は、幾分ぎこちなくそうつぶやき、ハッとその金の瞳を見開いた。
「そっか……こういうのが、『幸せ』っていうのか……」
「ああ――暁丸――」
三日月は、暁丸のそのみずみずしい少年の体を、ひしとその裸の胸にかき抱いた。
「ああ、どうしよう、刻一刻と、君が愛しくなっていくばかりだよ、暁丸――!」
「どうもしなくていいだろうが、ばーか!」
暁丸は傲然とそう叫んだ。
「だって俺達は番いなんだから! だから、おまえがいくら俺のこと好きでも、そんなの全然困るようなことじゃねえや! ばーかばーか!」
「ああ――まったくそのとおりだねえ、暁丸」
三日月はトロリと微笑んだ。
「暁丸」
「なんだ?」
「君の精で、私のおなか、いっぱいにして――ね?」
「あっちいぞ」
暁丸は、ニヤリと不敵に笑った。
「火傷するなよ、三日月?」
「ありがとう。大丈夫。だって、それはもともとは、君だったものなのだから」
三日月は、静かな笑みとともにそうこたえ、そのまま再び、ジュウと音を立てて暁丸の鈴口に吸いついた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
17 / 45