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24 赤司
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テツヤの病室を眺めているしか出来ず
息苦しさを感じた
大輝達もそんな顔で俯いていた
涼太はすでに泣いていた
『俺は最低な男っす…こんな俺いらない…』
と
涼太が言った言葉
それは僕にも言われた事だ
僕が才能を見い出し1軍に連れてきたのに
信じていてくれたのに
僕は裏切った
テツヤはそんな事するはずがないと分かっていた
僕は最低だ
その後
テツヤが運ばれた病院を出、学校に戻った
その間はほとんど何も覚えていない
ずっと頭の中がテツヤの事でいっぱいだった
何故俺は信じてやれなかったんだ。と
学校戻ってから全校集会が行われた
校「今回の事件、私達先生も対応していたら黒子くんは助かったかもしれない
だが、それ以前にイジメていた皆さん特に首謀者の桐原くん、烏丸くん、原田くん君達には…
ドンッッ!!!
…!!!!」
凄い音が後ろからして振り向く
そこには扉が開け放たれ
赤髪の長身の男と水色の小柄な男がいた
その男達の顔は悪魔が怒っているようにしか見えなかった
ただ水色の小柄な男の顔には見覚えがある
いや、見覚えがあるなんてじゃない
まさか
「テツヤっ!?」
青「テツ!?」
黄「黒子っち!?」
緑「黒子っ!?」
紫「黒ちんっ!?」
他の奴らも驚きに声は裏返っていたが
テツヤの名前を出した
だがその答えは誤っていた
?「ちげーよ、黒子テツヤじゃねぇ」
?いやだが声も顔も全く同じ
テツヤ以外ありえなかった
だが声を発する前に遮られる
?「俺の名前は水原ナツヤ、黒子テツヤの双子の兄。」
双子の…兄…
近づいてくる水原ナツヤと言う男は
俺の前で1度止まった
ナ「お前が赤司だな、絶対潰すから覚えとけ」
鋭い眼差しで睨まれる
その目は僕と同じくオッドアイだった
片目が水色、片目が紫
その紫の目に睨まれると
どうすることもできず怖気づいてしまった
水原は壇上に上がり高々と宣言した
ナ「俺の弟テツヤをイジメたお前らぁ!ぜってぇ人生もろとも壊してやるよ
先生も対応していたら助けられた?微塵もその気なって無かったくせによく言うな
お前ら全員退職においこんでやる
テツヤをイジメた首謀者の桐原、烏丸、原田
お前らそこそこの財閥なんだよな
それと赤司、緑間、お前らもわかんだろ?
水原家って」
水原家…水原家!?
「まさか、あの水原家か!?」
ナ「ご名答、財閥一を誇る水原財閥の次期当主水原ナツヤ、テツヤは水原財閥の者
覚悟しておけ、潰すから
行くぞ優也」
優也と言われた長身の男も苛立ちの声で言った
優「はっナツヤ様、お前らテツヤの分まで心も体も全て壊して潰してやる」
水原と優也と言われた男達は学校をさっていった
辺りを見渡すと愕然としている者や座り込む者、首謀者の3人はもう絶望の顔をしていた
僕も真太郎も自分への怒りで歯を食いしばるばかりだった
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