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キセキ(赤司)目線
俺達、キセキはテツヤが消えた日から、テツヤの情報を
色んな手段を使って調べた
たどりついた答えは
自然豊かな場所にある病院で偽名を使って入院
している、という事だった
名を黒崎 奏 (くろさき そう)
今は、都会に戻ってきているらしい
俺らはマジバで集まり情報交換しながら
食べていた
ビクッ
急に悪寒かして窓を見ると
車椅子に乗った水色の少年と
それを押している赤黒髪の男性の姿
そして
その後ろにはまた水色の少年と紺髪の男性の姿だった
テ…ツヤ…!?
それに、あの人達は…!?
「お前達…」
俺の言葉に全員が窓を見た
その目が驚愕に変わる
俺らは慌ててマジバを出た
微かに聞こえた車椅子の水色の少年の言葉
「ゆ…あ…まだ…のか?…つぶ…は…」
風が邪魔してあまり聞こえなかったが、
最後の言葉だけ聞き取れた
「潰すのは」
心臓を鷲掴みにされた恐怖とそれへのカウントダウンが
刻一刻と刻み出していた
全て真っ白になった
だがこれだけはわかる
これから俺らに罪を償わせるための
地獄の時間が待っていると
俺らが裏切ってしまった
心優しい、俺らの大切な影によって、俺らは
潰される
水色の少年………
テツヤに
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