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戯れ2
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「何....言っ、んッ」
緋宵が何か言いだそうとした口は、神によって塞がれる
神の口が深く深く合わさり息の漏れる隙間も許さない
それに加え、体をまさぐっていた手は這うような動きから一点を集中的に触り出す
胸の突起をこねたり潰したり、右を弄んだら左を弄びと消して激しいわけではないが確実に相手の快楽を誘う
自由の聞かない呼吸に緋宵は荒く息を乱し、僅かでも隙間が空くとそこから必死に酸素を取り込もうとする
しかしそれは淫媚な嬌声となって吸い込まれていく
しばらくそれが続くとどこか満足げに神が口を話す
空気をより多く取り込もうと大きく呼吸を繰り返す様子を眺めその背中をさする
「....大丈夫ですか?」
僅かに口角をあげ必死に空気を吸収しようとする姿をまるで嘲笑うかのような表情で眺め
本心で聴いているのか
ただなんとなく聴いただけなのか分からない質問をする
緋宵も呼吸が落ち着いてきたのか荒々しく胸を上下させていたがいつの間にか穏やかになってい
しかしまだ何が起こっているのか分からないという感じで、目は虚なままだ
「この傷は殴られたのでしょうか
こちらは鞭....」
再び気まぐれに手の動きを再開すると、今度は無数にある痛々しい傷や怪我の後に触れる
一つ一つの痣や傷がどのようにしてできたのかなどと考えながらたどっていくうちに
その指は傷口を抉るように爪を立てる
瘡蓋を剥がし向き出た薄桃色の肌を出させじわじわとにじみ出る血を見る
それが傷口全てを覆うと今度はその血を指に取り、自らの舌で舐めとり、その味を楽しんでいるようにも見えた
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