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緋宵6
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男は消えた
跡形も無く、刃物も体も何もかも消えた
残ったのは、男が存在していたと言う
記憶だけ
真っ暗な物置の中に1人倒れ込むように
寝そべり、消える瞬間を見ていた緋宵は
ただぼうっと目の前で起きたことを
見ていた
それ以来周囲は、緋宵を生かさずとも
殺さずを保ち
何も出来ないがただただ恐ろしい緋宵を
物置や蔵の中に置き続けた
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