アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
-
「今…、忙しいから…。明日かけなおす」
そう言うと
携帯の向こうからは、里見の笑い声。
ヒロは相変わらず俺の体を弄ってて。
わざとなのか無意識なのか、ゆう好きだよ、とか言ってる。
ヒロが体勢を変えようと動いた隙に
サイドテーブルの携帯に手を伸ばす。
『なんか恥ずかしいヤツらだな、お前ら。』
スピーカーから、普通の通話に切り替えると里見がそう言うから、ごめんって謝る。
まあいいや、じゃあなって電話が切られた。
携帯をテーブルに戻してヒロを見ると笑ってて。
何で携帯出たんだよーって訊く。
「最近さ」
「うん」
「ゆうは俺の物だって皆に言いたいんだよ。」
ヒロの言葉に
なにそれ子供っぽいなぁ、とか
恥ずかしいよ、とか返すけど。
どうしよう。
すごく嬉しい。
ヒロに独占されたくて、束縛されたくて。
ホント里見が言った通り、俺らって恥ずかしい。
でも。
「ヒロ、大好きだよ。」
そう言って、もう一度唇を深く合わせた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 1200