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Q.ゆうはヒロの誕生日に何をあげるの?
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「高っかそーな服」
里見の家でまったりしてたら、ナオにニットの袖をつままれた。
「高いの?これ」
ざっくりしたローゲージのニットは、何でもない日にヒロがふらっと買ってきてくれたモノで。
値段とか気にせずにがんがん着てたけど。
「は?自分で買ったんじゃないの?」
「こないだ、ヒロが…」
「あー、また絋史の貢ぎモノかぁ」
稼ぎのいい彼氏がいて良いねぇってナオが嫌みを言って。
「っていうか、これっていくら位すんの?」
俺達を傍観してた里見に聞く。
里見が、ブランドの名前とか見て。
「んー、4万くらいじゃない?」
って普通に言うからびっくりする。
「こんなの、何でもない日にもらってるの?」
ナオは相変わらず、いーなーとか言ってうらやましそうで。
「似合ってるから別にいいんじゃない?」
って、金銭感覚の狂ってる里見は読んでる途中だった雑誌に目を戻す。
よく考えたら、ヒロは俺にちょくちょく服とか色々買ってきてくれてて。
しかも、それってどれも俺が欲しいって思ってるような物で。
昔からなんだけど、何で分かるのかホントに不思議なんだよな。
「優希は、絋史に何かプレゼントとかした事あるの?」
ふとナオに訊かれて思わず考え込んだ。
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