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気づけなかった… ♡
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春樹に肩を押され、ゆっくりと身体が傾く。
冬樹が身体を支えてくれる。両手をつき、自分で身体を支えるようにすると春樹が下半身をぐっとあげて、高くお尻を突き出す形にさせた。
恥ずかしさに体勢を変えようとするけれど冬樹に唇を塞がれ、深く入り込んでくる舌に思考が乱され自分が今どんな格好をしているかなんて忘れてしまった。
どの位のあいだだろうか。1分? 5分? いや、30秒くらいかもわからない。長いような短いような間冬樹と繋がっていたら秘部に強い刺激を受ける。圧迫感と押し寄せる快感。違和感は有るけれど、痛みもほとんどなく、快感が全て隠してくれる。
ゆっくり、ゆっくりと進んでくる春樹の指。
熱い吐息が漏れる。嬌声は冬樹に飲み込まれる。
押し寄せる快感にただただ耐えているとキスに集中していたはずの冬樹の手がぼくの胸と、自身に伸びてきた。
与えられる強い快感。先走りが滴る性器を緩急をつけて撫でる。尿道を抉られさらに愛液が増し、滑りを増す。
後ろの圧迫感が増し、ぐぐぐっと広げられる。痛みが走るが、それを見越したかのように性器に与えられる刺激でそんなことを考えている暇もなくなる。
息ができない。くらくらして、快感に頭が湧いていて、ただただもっと奥まで強い刺激が欲しい。それしか考えられなくなった。
後ろの指がさらに増え、バラバラと動き出したところで唐突に冬樹が離れた。
今まで冬樹にほとんど飲み込まれていた嬌声が溢れだした。
「あっ…やぁ……はる、き……もう、我慢できない……欲しいの、はるきの…おっきいの、ちょ、だい……!」
後ろから強く息を飲む音が聞こえた。
カチャカチャというベルトを外す音に続き、衣擦れの音。それほど待たされることなく、熱く荒ぶるものがぼくに押し付けられた。
指なんかとは比べ物にならない圧迫感と痛みが襲う。
そうか、処女を脱してしまったんだ。
その痛みにそんなことを思う。しかし、それもつかの間ぐんっと奥を突かれ、精液が飛び出した。
「姫、キツ…力抜いて」
ちょっと苦しそうな春樹の声。
イった瞬間に強く感じる春樹の形。
力を抜いて、なんていいながらも猛々しいそれが動き出すと頭が真っ白になった。
「あっ、ぁあっ、はる、き…! もっと、そこ……! 」
腰が動いている自覚はあるが止められない。我ながら初めてとは思えないほど浅ましく快感を追い求める。
春樹を煽るように意図せぬ言葉が口から飛び出す。
「はる、き…! はるき! はる…ぁっ好き、もっと、ぁ、あ、すご、もイっちゃ…イっちゃうよぉ…!」
一際強く腰を打ち付けた春樹に2度目の絶頂を迎え、くっ…という呻きと共にぼくの中に熱いものが吐き出された。
絶頂の余韻に浸り、突っ伏したぼくには全く気がつくことができなかった。
快感に飲み込まれている間、冬樹が何もしてきていなかったこと。
何かに絶望しているかのように辛い目でぼくらを見つめていることに……
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