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シよう…? ♡
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なにやら騒いでいる藤堂の腕を引っ張り、ズルズルと引きずる。
「おいっ、中村! 痛いって!」
「うるさいよ」
あぁ、なんかザワザワする。
女の子と付き合ってたときはこんなこと、なかったのに。まぁそもそも、俺と藤堂は付き合ってないんだから、こんな感情いらないんだ。……嫉妬、なんて。
目的の場所で足を止め、藤堂の腕を掴む手と反対側の手でポケットを漁る。
冷たく硬いものが手に当たり、引きずり出す。そのまま鍵穴に差しこみ、捻ると後ろで藤堂が息を呑んだ。
「ここ……?」
「サッカーの部室。今の時間誰もいねぇから」
「そう…か……」
なんだか気まずそうに俯く藤堂。
でもわざと気づいていないふりをして、部屋に引きずり込む。とんっと軽く押して奥に行かせると俺は後ろ手に鍵を締めた。
「中村……?」
不安げに揺れるその瞳に惹かれる。
そんなに身長は変わらないのに小さく見えるのは細いからか。
男にしては華奢なその体を抱きしめたい衝動に駆られた。そっと近寄って藤堂のメガネを外す。邪魔なものがなくなって美しさが際立ったその顔にため息が漏れた。
「中村…どうしたんだよ……」
恐る恐ると言った感じで問いかけてくる藤堂の口を塞ぐ。突然のキスに驚いたのか身じろぎをして後ずさろうとするが、逃がさない。
「んっ…ふ、ぁ……」
舌を割り込ませ口腔を引っかき回すと、息継ぎの合間に甘い声が漏れ始めた。
そっと触ると確かに当たるその感触。
熱く硬くなったそれをそっとなぞる。
「んぅっ…ぁっ、やめ…なか、ぁっむら…」
やめさせようと暴れ始めるが、ぎゅっとそこを握ると大人しくなった。
俺はそのまま藤堂をゆっくりと押し、壁に押さえ付ける。
「なぁ……シよう?」
そっと囁きながら、藤堂のシャツを乱し始めた……
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