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電話 ♡
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ブーブーと音を立ててスマホが震える。
俺の中をグリグリと荒らしていた中村の手が止まった。
「藤堂、電話。でなよ」
「っ…じゃ、あ、指…ぬい、て」
震える声を隠せないままに懇願する。しかし中村はにやっと意地悪く口元を歪めると手を伸ばして俺のスマホを持った。
迷わずにスライドして電話をとってしまう。
『もしもし、奏汰? ぼく、那都だよ!』
中村の持つスマホからそんな元気な那都の声がスピーカーとなったスマホから流れてきた。
「ぅっ、ふ……な、つ……」
中村が不機嫌そうにため息をついたのが聞こえたが、俺の後ろにいるため顔が見えず不安になる。
それでもあまりにもアブノーマルな事態に、無意識で俺の中にある中村の指を締め付けた。
『奏汰? どうしたの?』
そんな心配そうな声が聞こえた。
中村が俺の前立腺をぐりっと抉るように動かす。今口を開けば確実にあられもない嬌声が迸るだろう。
俺はひたすら襲いくる快感に耐えるのに必死だった。
でもそんな時、電話の向こうで那都が誰かと話している気配がして、呼びかけてくる声が変わった。
『もしもし? 奏汰、俺だけど……』
この声は……
「冬、樹……?」
『あ、今平気か?』
中村が空いているほうの手で俺の耳元にスマホを寄せる。チラリと視線を向けると静かに頷いた。
「ん、だい、じょうぶ」
ズルリと指が抜けていく感覚がして、思わず息を飲む。
代わりに固くて熱いペニスが後ろに押し付けられた。
これが入ってきたらマズイ、そう思った俺は冬樹に先を促す。
『うん。春樹、昼間に目を覚ましてもう大丈夫そうだから。心配かけてごめんな。それだけ早いうちに報告したくて』
そう早口に言った冬樹が言い終えるよりも前にソレが俺の中に侵入してきた。
何度も受けた熱に、それでもまだ慣れない圧迫感に、息が詰まる。
入口付近でねっとりと動くそれに息を乱されながらもどうにか声を絞り出した。
「よ、かった…ほんとに……早く、良くなれって、い、って……っ」
息も絶えだえにそう伝えると、冬樹は小さく「あぁ」とだけ言って通話を切ったようだった。
ツーツーという無機質な音をBGMに、中村の動きがはやまり、ぬちゅぬちゅと粘着質な水音を立てて、俺の奥深くを犯し始めた。
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