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満愛情事*
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「やァ、珍しいねェ?伊吹から誘ってくれるなんて、何年振りかなァ」
言いながら、閑さんの膝はベッドに仰向けに寝転んだ俺の局部を刺激していて、自分の意志とは関係なく体が震えてしまう。
同時に、さっき自分がしたことを思い出して顔から火が出そうだった。
『仲直りしましょうって言ったら……して、くれますか…?』そう言って、俺からキスをした。
失敗した、あんなこと言うんじゃなかった、と今更後悔しても、時すでに遅し。
閑さんは嬉しそうな顔で俺の頭や首、胸、腹…と少しずつ撫でていく。
「さっき、俺たち…キスしたけどさァ……よく考えたら…したこと、なかったねェ…」
「そ、です…ね……んんっ」
言いながら、口元に余裕のない笑みを浮かべて閑さんは俺の乳首を抓った。
「んっ…ひ、ぃあ…」
「伊吹はァ…ちょっと痛いくらいが丁度いいよねェ?」
「そ、なこと………っああ…!」
抓られた箇所からじんわりと痛みが広がって、でも、お腹の奥がきゅうっと疼く。
いつもみたいに閑さんの家じゃないから、顔を隠すものがなかなか見つからなくて、焦った。
「かわいーね、伊吹」
「ん、ぅ……っん、んんんっ」
言いながらキスをされる。堪らなく気持ちよくて、幸せで、―何だか、身体がおかしい。
ちゅう、と舌を吸われて、口内を掻き回されたらもう駄目だった。気持ちよくて、力が抜ける。
おかしい、何で。何でこんな……
「……伊吹ィ」
「………っ」
閑さんの口角が上がった。細められた双眼が猛々しく俺を射抜いていた。
「お前、いつもより感じてるでしょ」
ドクンと心臓が跳ねた。かああっと頬が熱を持って、図星だった閑さんの指摘に、穴があったら入りたい気分―寧ろ、無かったら自分で掘って入りたい気分だった。
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