アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
優しい言葉と驚き
-
俺の言葉に皆は、目が飛び出てしまうんじゃないかってほど大きく見開いて、澤村さんなんかは恐ろしい形相で詰め寄ってきた。
「影山! お前何言ってんだ?!
及川と付き合ってるとか、そんなこと冗談でも言うな!!」
あまりの恐ろしい慌てように、言いたいことを飲み込んでしまう。
冗談じゃないのに。
俺達は本当に本気で付き合ってる。
でもそーだよな。
俺が反対の立場だったとして、誰かが及川さんと付き合ってるとか言い出したら、スゲービックリして、すぐには受け入れられないかも。
皆が戸惑う気持ちは分かるけど、でもやっぱり及川さんと付き合ってるって恥ずかしいけど堂々と言いたかった。
思わず俯いてグッと拳を握っていると、頭に暖かい感触が与えられ、ビックリしながらも顔をあげた。
そこには優しい笑みを浮かべた菅原さんが、頭を撫でてくれていた。
「あ~~、なんで可愛い影山の相手がこの及川なんだろ?
絶対認めたくない。
認めたくないけど、俺も男と付き合ってるし。
可愛い後輩がこんな顔してまで正直に好きで付き合ってるってちゃんと話してくれたんだから、俺は反対出来ないな。
ちょっとは応援してやりたくなる。
なぁ、大地? 大地もそーだろ?」
なんて笑って優しく言いながら、なんか聞き流せないことをサラリと言われた。
え? 男と付き合ってる?
俺は恐る恐る澤村さんに目線を向ける。
月島達も顔をひきつらせながら澤村さんに目線を向けた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
76 / 445