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不安で仕方ない 及川side
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今頃、飛雄何してるかな……
チビちゃん達とやっぱり一緒にいるんだよね?
羨ましい
ライバルが傍にいて、恋人である自分が傍にいられないなんて。
自信も余裕もないよ……
ずっと飛雄とチビちゃん達が笑い合っているとこばっか想像してしまい、さっきからため息ばかり吐いている。
すると、突然頭に何か強い衝撃が与えられた。
「いっっっったぁーー!!?」
「ウゼー辛気臭い顔しやがって!
こっちまで気が滅入るじゃねーか。
そんなんじゃあ、本当に影山を盗られちまうぞ!!」
岩ちゃんがグリグリグリグリグリグリと俺の頭に拳を押し当ててくる。
すごく痛い。
頭と一緒に心もどんどん痛くなってゆく。
「い、痛いよ、い、わちゃんっ!
分かってるよそんなこと!!
それでも、俺はずっと飛雄の傍にいられない。
長く傍にいられる、チビちゃんやメガネくんを飛雄が好きになっちゃったらどーしよって不安で仕方ないんだよ!!」
痛くなるほど瞼を強く閉じて、大声を出し、一気に捲し立てる。
そんな俺に岩ちゃんは、グリグリしていた手で今度は俺の髪を少し乱暴に掻き回した。
「お前、そんな下らねーこと考えてたのか。
さっき言ったのは冗談だべ。
影山なら大丈夫だ!」
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