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君が言うなら 及川side
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飛雄なら大丈夫って、どーゆう意味なの??
岩ちゃんは自信満々そうにフンッと鼻をならして、何故か満足そうに笑った。
「見てれば分かるんだよ。
朝見た影山の幸せそうな顔とか、
中学の時も、あいつはお前にベタ惚れだったじゃねーか」
「……え?
ほ、ほ、本当に?」
岩ちゃんの言葉に、思わずニヤけてしまう顔を隠せない。
「本当に? そんなに飛雄幸せそうだった!?
そんなに俺にベタ惚れだったぁ?
ねっ、ねっ、岩ちゃん!
本当に本当に?」
「あーーーーーー本当にお前ウゼーな!!」
「ねぇねぇねぇねぇ岩ちゃん、もっと詳しく聞かせてよ!
そんなに飛雄は俺のこと大好きなの!?
ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ!!」
「あーーーーマジうるせぇー、知らねーよボゲェ!!」
相当俺は煩かったらしい。
岩ちゃんは、眉間にシワを思いっきり寄せてがなりながら、俺の頭をボカッと殴った。
「痛いよ岩ちゃ~~ん! うへへへっ」
殴られて勿論痛かったけど、上がって行く口角を戻すことが出来なかった。
だって岩ちゃんは、絶対嘘をつかない人だから。
いつも乱暴で口は悪いけど、すごく正直者で、嘘が下手くそな人だ。
だから信頼出来るし、ずっと親友でいたいと思ってる。
そんな岩ちゃんが大丈夫だって、飛雄は俺といて幸せなんだって言ってくれるなら、自信を持っても良いと思うんだ。
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