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俺逹は Share one's fate ~運命を共にする~
目撃3
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連side? 続き
「まあまあ、いいじゃんか連。やましいことしてないんだからさ!」
「へ〜紅咲さんいたんだ。」
思わず睨んでしまう。
「大丈夫。ちゃんと鬱夜と高本は見張ってたし、鬱夜自身も付き合うことなんて考えてない。そうさせないためにも俺がいる。」
連にだけ聞こえるように紅咲は連の近くに行き耳打ちした。
はぁ。
思わずため息がでる。
いつの間にか高本と分かれた鬱夜が静かに歩き出した。
「兄さん。話まだ終わってない。」
なんとなく、声をかけてみた。
「お前に話す事もないし、説明することもない。…た、たまたま会っただけだ。」
(兄さんらしい反応だけど、なんか、怪しいなあ〜。でも、顔少し赤くして、可愛いからいっかあ。)
「ふ〜ん。なら、ま、いいか。今回だけね。」
スッキリはしないけれど、隠しごとをしてることがバレバレな鬱夜を見て機嫌が良くなり、今はほっとくことにした。
「あ、兄さん。買い物付き合って。透子さんに頼まれたんだよねえ〜。なんなら、紅咲さんも行きます?」
「いいけど、今日なに?」
「え?なんで俺も一緒に買い物付き合わなくちゃ行けねえんだよ!」
「えっとねえ〜鍋?食べたいな〜。知らないけど。でも、大根と人参と炭酸飲料、玉ねぎ、白菜、味噌、塩、味醂買ってきて欲しいってさあ〜。」
「なんだろ。鍋に大根入れるか?」
「どうだろ?」
「まて!俺のことは無視かよ!付いて行かねえぞ!そんな、あからさまに重たそうなの持たねえぞ!」
無視されたことが悲しかったのか紅咲は否定的なことを言い出した。
「何言ってんすか。紅咲さんは強制っすから。」
「おま、さっき、なんならって言ったよな!?」
「紅咲うるさい。」
「え!?」
そうやって紅咲は連の買い物についていくことになったのは言うまでもない。
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