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俺逹は Share one's fate ~運命を共にする~
知らん。
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それから、また時間が進んで期末テストになった。
連もいつの間にやら部活を引退していて帰りが早くなった。とは言え、何かと部活して帰る時もある。
「鬱夜〜、帰ろうぜ。」
今は学校にいる。期末テスト3日目を終えたところ。
「今度は1位取れそ?」
「知らん。」
「中間は委員長に取られたからなあ〜。期待してんぞ!」
どうだっていい。順位なんてどうだっていい。自分の最善を尽くせばそれでいい。
「なあ、ここって何番目に頭いい?」
「…学校?」
「おう。」
「下から4番目だな。」
「…微妙……かな?」
なんのことだか理解してないような紅咲は首を傾げていた。
「急にどした?」
「いや、連は俺と同じところへ行きたいらしいけど、どんな感じなんかなあ〜。と思って。」
「連、成績どうなのよ。」
「5段階評価のオール4、何個か5があった。…体育とか。」
……間。
「いや、それ普通に頭いいから。」
「そうなのか?」
「てか、あいつに5があることに驚き。」
「部活はサボってたけど、授業はサボってないらしい。」
……間。
……間。
「嘘だろ?」
『2年1組高城鬱夜さん、お客様がお見えです。待合室に急ぎ来てください。繰り返します。2年1組……。』
「…お客さんって誰よ鬱夜?」
「…知らん?」
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