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俺逹は Share one's fate ~運命を共にする~
空気
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「ふはははは!ッひひ!」
「笑うな紅咲。」
昇降口で待っていた紅咲にさっきの双子とのことを話したら大爆笑された。
「いや、だってよ。…っクク。っふ、は…あはははは!」
「そこまで笑う内容ではないだろ。」
「あ〜あ、よく笑った笑った。…ヒヒ。」
無視
「あ〜ごめんごめん。あいつら連に勝負挑むのかよ。面白いこともあるもんだねえ。」
「どこがだよ。」
現在12月。
帰り道を歩いて帰っているのに連のことを考えると、あまり寒く感じなかった。…むしろ、心が暖かい。
「鬱夜的にはどっちが勝つと思う?」
「そら、連に勝って欲しいわな。」
「俺も連の方がいいと思う。」
自分の弟達なのに応援しないことが不思議に思い、紅咲を見上げた。
「あいつら本気出したらマジやべえよ。…多分。」
「…多分…?」
「まあ、学力は知らんけど、運動は良い。…バスケとか2人チームワークいいよ。」
「へえ。」
小さい頃からちょくちょく遊んだことがあったから、なんとなく運動神経いいんだろうなと感じてはいたが、紅咲が褒める程とは思わなかった。
ところで、紅咲んところの双子は何処に行ったのだろうか?
「…ところでお前んとこの双子どした?」
「空と風は『拓兄!鬱兄とデートするんだ〜!』とか言ってサッサと帰ってったぞ。」
まだ決まってねえって。
「…なんだろう。あの二人は空気みたいだね。」
「うん。俺もそんな感じに思うわ。ごめんよ。」
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