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俺逹は Share one's fate ~運命を共にする~
双子win
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連side
「「見てみて〜‼︎」」
俺は今現実を受け入れられないでいた。
「「俺逹全教科総合900点中863点だよ〜‼︎」」
双子が自信ありげにニヤついて来ることに腹がたつ。腹がたつ理由はそれだけではないけど、とにかくイライラする。
「「連は何点?」」
「……862。」
「「へっへ〜ん!僕達の方が1点高〜い‼︎」」
双子だからって同じこと同時にぺちゃくちゃ喋りやがって。全国、いや世界中の双子でもここまで同時に話さないと思うぞ。裏で台本でもあるんじゃねえのかよ。だあ、もう!ホント、ムカつくな。
「これで鬱兄と」
「デートできる」
「「ヤバイね!」」
うぜぇ。
「あ、あの。高城君も紅咲君たちも凄いね。」
「それ、1位と2位確定じゃね?」
クラスのおとなしい女子が喋りかけてきた。かと思えば、はつらつとした女子も喋り出してきた。
「「ッチ」」
双子があからさまに二人の女子に向かって舌打ちしだした。
「「僕達今連と会話してたんだけど?」」
急に期限悪くするなよ。
ってか、親しい奴とそうでない奴との差が激しい。あんまり覚えてねえけど、俺逹兄弟が初めて双子にあった時はこんなに敵意剥き出しじゃなかったと思うんだけどな…。
むしろ俺の方が敵意剥き出しだった。
「関係ない人はバイバイ。」
「無関係な人はバイバイ。」
「お前らな。」
あたりが静まり返るのがわかった。
それがわかったのか双子も急いで言葉を繋げる。
「「話を遮らなければこんな対応しないからね!?」」
双子のあたふたした行動が周りをまたいつも通りの空気に戻した。
「ごめんね?高城君、紅咲君。」
「ごめん、ごめん。」
「「わかればいいんだよ〜。」」
あ、双子が真顔になった。てか、目笑ってない。
俺は気がついた。これは”ふり”だと…。
こいつら結構怒ってる。
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