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俺逹は Share one's fate ~運命を共にする~
インターホン
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また、身体を重ねてから日付がたち12月24日になった。
あれから、連は焦った様子は見せなかったし、いつも通り仲良くやっていけている。
今日は終業式だったので、早く家に帰ることが出来たものの、部活がないということは逆に、暇で仕方がなかった。だから寝ようか…。
「誕生日、ね…。」
そう、誕生日。数少ない幼い頃の記憶の一つとして、昔母親に祝ってもらったことがあるような、ないような?
でも、ちゃんと覚えてた。
俺と連が同じ誕生日だということも。
まあ、そんな小さい頃のことは置いといて、机の上にある連への誕生日プレゼントを見た。
結局、時間がなくて紅咲と帰りに店によって買ってきたやつ。
連に似合うといいんだけどな……。
ピーンポーン
なんとなく、部屋でうとうとしていたら、インターホンがなった。
今は家に俺以外いないから出るべきなのだろうが、めんどくさい。
暇で仕方がないが、めんどくさいことはしたくない。だから、居留守を使うことにした。
ピーンポーン
いません、いません。誰もいません。
ピーンポーン、ピーンポーン、ピーンポーン、ピーンポーン、ピーンポーン、ピーンポーン、ピーンポーン、ピーンポーン、ピーンポーン
「だあ!うっさい!」
「「あ〜!やっと出てきたあ‼︎」」
インターホンを連打され頭にきたので、走って玄関まで行きドアを勢いよく開けた。
この時、今まで動いていた歯車がきしむなんて思いもしなかった。
開けてしまった、たった一枚のドアによって後悔をするのはまだ先のこと……。
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