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俺逹は Share one's fate ~運命を共にする~
尋問てきな…?
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「そういやさ、兄さん双子から何もらったの?」
「あぁ、プレゼント?なんだっけ、あん、あん…あっ!アン…「アンクレットだよ。」
なかなか名前を思い出せずにいたら空が口を挟んだ。
「今なんて?」
「だからあ、アンクレットだよ。」
今度は風が答えたが、空も風もニヤついている。
「はあ?アンクレット!?兄さん双子からアンクレットもらったの?」
「え、まあ。…うん。」
みるみるうちに連は信じられないと言いたそうな顔になっていく。
「帰れ帰れ!お前ら双子はさっさと帰れ、そしてもう二度と顔見せんな!いっぺん死んで帰ってくんな!」
子供かよ、連。
「うわあ、怖いよお!」
「鬱兄助けて!」
本当お前ら仲良いよな。
まあ、そして空気と言うより嵐のような双子が帰り、俺と連とで二人っきりになるわけだが、なんか空気が重い。
「…兄さん、双子から貰ったアンクレット見せて。」
沈黙から最初に口を開いたのは連の方だった。
帰ってきた時にリビングの方へ持って行ったので、とりあえず連に渡す。
連はその渡した2つのアンクレットをまじまじと見だし、口を開いた。
「兄さん、恐らく無理やり付けられようとしてるところに、運悪く俺が帰ってきたんだろうけど、どっちの足につけろとか言われた?」
「…左につけろって……。」
「やっぱり。兄さんはアンクレットの意味知ってる?」
「いや、知らない。」
「ふ〜ん。じゃあさ、この石の名前とかも知ってたりする?」
「それも知らない。」
「そっかそっか。」
なんか、尋問受けているような感じ。
「念のため聞くけど、これ、一回もつけてないよね?」
こくん。
「そっか、なら、兄さんは何も悪くないよ。逆によく付けられないように頑張ったね。」
「…?」
今度は笑みを浮かべ褒められた。わけがわからない。
まあ、いっか。
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