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俺逹は Share one's fate ~運命を共にする~
聞いてねえよ?
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連side
「なにしに来たんすか?」
「いやぁ、俺の出番終わったから戻っただけだよ!いや、これホント!」
「吉野落ち着け、会長だろ。」
タイミング、悪いなぁ〜。
今時、こんなベタな展開あんまり起こんないって…。
珍しく兄さんが甘えてきてたのに…あぁ、もう!
「…高城、そこの奴が弟?さっき生徒代表出てた奴。」
「…え?あ、あぁ。連って言…「そこの奴とはご挨拶ですね?秋口セーンパイ。」
あ〜イライラする。
「なんで、名前を…。」
前もって紅咲さんに生徒会のメンバー表貰っといてよかった。
こいつ、紅咲さんいわく、公にはしてないけど、兄さんの親衛隊らしいし。
「さあ?前もって兄がお世話になっている方々の名前は大体把握してますんで。」
「…なっ!」
あと、もう一押しか?
「まあまあ、いいじゃんそんなことはさ!高城弟よ、もうそろそろ高城兄を放してやったら?」
「え、ヤダ。」
こんなに密着することなんて寝るときくらいなんだからもったいない。
「うん、でもまあ。気をつけなよ高城弟よ。ここの部屋も安全というわけではないし……。」
「吉野!」
は?今なんつった?
安全じゃない?
「それは、どういう…「何にもない!なにもなかった!なにも聞かなかったことにしろ!」
うぜぇな。
「ふざけんじゃねぇよ。少し黙れ。」
なにが安全じゃないか聞いとかないと、兄さんを守れない。
「秋口、もうどうせいつか話さないとキリないって。」
兄さんもなんのことだかさっぱりのような顔で首を横に振ってきた。
「まって、会長。生徒会室に安全、安全じゃないとかないだろ?」
兄さんが口を挟んだが、カイチョーは表情を変えず話し出した。
「いやぁ〜実を言うとさ、ずっと前に生徒会室に隠しカメラとマイクが設置されてたんだよねぇ。親衛隊の奴らに。」
あ〜最悪。紅咲さん、この話は俺、聞いてねえよ?
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