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third day.
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目を覚ますと、また殆どがなくなっていた
俺と、ユキヤの二人以外は全て消えてる
…いや、消えたのはそれだけではなかった
ユキヤの目が、見えなくなってた
気づいたのは、彼が起きてすぐだった
「ここ…は…暗闇?全て消えてしまった…?」
「え?」
「声…気配…。スグル、あんたはここにいるんですか?」
必死に宙に手を伸ばすユキヤの腕をつかむ
怖くて辛くて
何故だ
何故ユキヤがこんな目に
「…そか、俺、目、見えないんですね」
彼の手がするすると、俺の腕を這って、肩、首へと向かう
ゆっくりと、彼の手が頬に触れた
「…あんたは見えますか?」
「ああ…お前の顔、ちゃんと見える」
「良かった…」
何で
自分は目が見えないんだろ?
俺のデータを作るのに必死で、データが足りなかったから…
「あんたのせいじゃない。俺はもとからあんたほどちゃんとしたプログラムじゃないんだから」
目に魔法をかけても、治らない…
データが失われているのだから、当然と言えば当然なのだけど
俺が、守らなきゃ
ゆっくりと立ち上がると、彼の手をとって、起き上がらせる
「俺が護るから。ユキヤは俺のそばにいてくれ」
「…ええ。でも、あんた一人でいった方が」
「嫌だ」
「…我儘だなぁ」
「大好きだから」
言うと、ユキヤは恥ずかしそうに笑った
もう、俺は絶対に迷わない
生き残るんだ
ユキヤと二人で
そのためには、二人でゲームをクリアするしかない
「ほら、行くぞ」
「はいはい」
魔物を倒して、倒して
何度も倒してるうち、一人で戦うこともなれてきた
元からユキヤは手を出すことがあまりなかったから
ただ、今は背中を預けられない
むしろ、ユキヤを守らなければならない
大変だけどそれでもイベントをクリアした
二人で山を越え、海を越え、そして、ようやく新しい町が見えてきた
でも、ここで宿に泊まってしまっては、翌日のユキヤに何が起こるかわからない
俺だって、視力をとられたら、ユキヤのことを守れない
「もう少し頑張れるか?ユキヤ」
「俺は大丈夫ですよ。…スグルは?」
「お、俺も平気だ」
ああ、すごくくすぐったい
スグル
言われることがすごく
そんなことをいっている場合ではないのだけど、スグルって呼ばれる度に、ちょっとこそばゆい感じに思ってしまう
「じゃあ、いくぞ」
森を抜けて
洞窟を抜けて
魔物を倒し
日も暮れたので近くの神殿に入る
今日はここで休むしかないか…
でも、今日はデータ…大丈夫かな
まだ不安だ
だって、ユキヤは…
用意された部屋で、彼にキスする
舌を絡めて、強く吸って、また口内を舐め回す
「…今日はやけに積極的ですね」
「お前が…消えてほしくないから」
なにかすればデータが必要になるだろ?
「…はは、キスすればデータが増える訳じゃないでしょうに」
え?
じゃあ…ユキヤはなんで…
「怒ったり、焦ったり、悲しんだり。そういう感情や表情のデータを使えば、その記録を消去する時間稼ぎになりますから。…ただ、あんたは最近焦るばかりですし、俺に至ってはあんまり変わらないんでね。あんまり効果は…」
聞いてたらムカッとして、俺はその場に彼を押し倒していた
幸いベッドに寝そべる形となったので、怪我はなさそうだ
彼の服を脱がす
「…ちょっ、俺は目が見えないんですから、明日服を着る手間に…」
なんで余裕綽々なんだ
余裕なんて、すぐなくしてやる
鎖帷子を外して、ズボンも脱がして
彼のそれをくわえた
「ん…」
ちょっとだけ、感じてる?
嬉しい
もっと感じてほしい
強く吸って、全体も舐めて、尿道に舌を這わせる
ちょっとずつだけど、ユキヤの呼吸が荒くなってる
「ユキヤ…っ」
「スグル…あっ」
放たれて、少し噎せたけど飲み込む
次…どうすればいい?
「えっと…」
「あんた、たぶんわかってないでしょ。やり方」
見ると、ユキヤは笑ってた
また、むっとしてしまう
悔しい…
「は、はやくおしえろよ!」
「うーん…あんた変に清いからなぁ」
「いいから早く教えろ!」
「…痛いですよ?」
「魔物に比べれば全然平気だ」
「…種類が違うからなぁ」
またユキヤはクスクスと笑うと、俺を抱き締めた
背中から尻にかけて、手が滑りおりていく
ちょっと、体が震える
大丈夫、大丈夫だ
自分に言い聞かせて、何でもないふりをした
なにか、彼の指が一点をとらえ、指をねじ込んできた
「い…いた…っ」
「だから言ったでしょう。痛いって」
「ん…んん…」
彼の指は、無遠慮に俺のなかをまさぐる
しばらくしたときに、彼がある一点に触れた
「ひゃあっ!」
「ここですか」
なんだ
今の
頭が真っ白に…
なのに、彼の指はそこばかりを狙う
「やめ…壊れる…!」
苦しい
気持ちいいけど、気持ちよすぎて苦しい、辛い
俺はそこを擦られ続け、何度も放った
そのまま、彼を楽しませることなく、夜が明けてしまった…
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