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花宮君から電話が来て出てみたら、月埜がいじめられているとの事。
花宮君は月埜の為に復讐をしようとしている。
俺は止めたりしない。と言うか止めない。やるなら徹底的にやってほしい。
俺も復讐するよ。何故かって?
月埜は俺の大切な息子だからね。
そして妻は教育委員会の委員長
俺は帝光の理事長だ。
俺と妻はまだ30代前半。
まぁ、周りからは20代に見えるとしょっちゅう言われる。
俺と妻の事は置いといて…
花宮君は俺と妻にも協力して欲しいと。
俺は快く了承した。
電話を切ってから妻に電話した。
妻『はーい?あなた?どうしたの?』
俺は花宮君と電話で話したこと、月埜がいじめられていることも話した。
そしたら…
いつもニコニコして温厚で優しくて美人な妻が………
妻『…はぁ?可愛い息子がいじめられてるだって?どこ中の奴よ?月埜をいじめてるやつは?』
ドスの効いた声が電話から聞こえた。
電話越しでも分かる。殺気が……
この声は誰が聞いても背筋が凍るし、何より逃げたくなる。
妻『あなた?月埜が誰にいじめられてるか分かる?』
俺「帝光の…『あ?何だと?帝光の奴らか?』うん…」
怖い。逃げたい。
俺「で、元凶が成川花留と言う先日転校してきた女だと、花宮君が。月埜を嵌めて今も悲劇のヒロインを演じてると。そしてバスケ部のマネージャーになってる。」
妻『…バスケ部の皆は月埜を信じたのよね?』
俺「…残念だけど…月埜を信じないでその女を信じてる。」
妻『キセキの皆は?』
俺「キセキも信じてない。灰崎君以外全員敵だ。」
妻『…んで…』
俺「え?」
妻『何で!月埜はその女よりバスケ部にいた!何なのよ!何で月埜を信じないのよ!!!!!何でクソみたいな女を庇うのよ!!何で信じるのよ!!!!!!』
妻は泣いていた。泣きながら怒っていた。妻の気持ちは痛いほど分かる。
俺「…なぁ、俺達さ花宮君の復讐に混ざろう?」
妻『…当たり前よ…月埜がどれ程痛い思いをしたか、どれ程辛い思いをしたか…クソ野郎共に嫌と言うまで教えてやる…』
俺「…クスッ…決まりだな?」
妻『えぇ。』
俺「帝光の生徒全員…」
俺、妻「『潰す。』」
暫く妻と話して電話を切った。
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