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夕日 月埜
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キセキが僕の病室に来て謝った日から数日。
今日は平日だから皆授業してるんだろうな~…
一人で病室にいるのもつまらない。
今日の天気は生憎の雨。しかも大雨。
珀「…もう一回寝よ…」
そう呟いてベットに横たわった。
珀「…ん…?」
結構寝たな。
欠伸して、窓の外を見た。
雨は上がって夕日が綺麗に見える。
僕は医者を呼んで外に行っていいか聞いたらOKが出た。
車椅子に座って病室を後にした。
外は真っ赤に染まっていて綺麗だった。
水溜まりに自分の顔が映る。片方の目は包帯で巻かれていて両足にも包帯が巻かれていて、全身痣だらけで
顔には湿布が貼られている。酷い顔。
自分の酷い顔を見ていたら頬に暖かいものが伝っていった。涙か。
悲しくないのに。
?「…月埜…?」
誰?
僕はゆっくりと振り向いた。
珀「…虹村…先輩…」
何で…
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