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欠席ー2
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「う…っ」
急に吐き気を催して目が覚めた。
意識し始めると冷や汗が止まらない。
内臓がぐちゃぐちゃに掻き回されたような感覚が吐き気をさらに掻き立てる。
どうしよう。
吐くにしても、トイレか、台所、洗面所に行かなくてはならない。
一番近くだと、同じ階にあるトイレだ。
だが、そこまで動くとなると、到達するまでに吐いてしまいそうだ。
「はぁ……ふ…んっ…」
こみ上げるものを抑えようと両手で口元を押さえる。
こんな時に限って、真冬厨の母親はママ友と遊びに行った。
子供が心配じゃないのかあの人。
と、他人事のように思った。
「ふーっ……ふ…」
これは、本格的にやばい……。
そう思った時だった。
家のチャイムが鳴ったのは。
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