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好きだったー9
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そう。
「言ってた……」
「だろ?それだろ。マキ、確実に本気だと思ってるよ」
「本気だと思ってたのか……」
顔が赤くなっていたのは礼を言うのに照れてたんじゃなくて、俺がマキ相手だったらホモでもいいってことに嬉しがってたってことか。
「だから、俺が昨日軽く冗談っぽくしたのに腹が立ってるのか」
「しか、考えらんねぇよ」
なるほど、合点がいった。
「そうとわかればマキに早く謝りに行こう」
謝って許してもらえるものかは知らないが。
正直、本当にあの時は適当に嘘ついて流せればいいと思っていたからそんな深く考えて言葉を言っていなかった。
だからと言って、今マキと付き合うかと言われれば、俺はわからない。
男同士ってやっぱ、変だし。
これでマキが変にいじめられたりしたらって考えると、俺はやっぱり友達としてマキと一緒にいたい。
だから、とりあえず友達としての関係を保つためにも謝りに行こう。
「おうおう、行ってこーい」
そうして俺は教室にいないマキを探した。
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