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好きだったー10
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しかし、マキの姿はなく、授業が始まる前に仕方なく教室に戻るとマキが席に着いているというパターンが何度も繰り返され、放課後には帰り支度をしている間にいなくなっていた。
「……っくそ」
帰宅してすぐに自分のベッドにダイブする。
「あー!!」
枕に顔を押し付け叫びながら足をバタバタさせる。
イライラする。
…でも、こうなったのは俺のせいだからな…。
もう明日は朝一に登校して、マキの席に座ってやろう。
そうしたら絶対に逃げられないはず。
「明日は絶対に仲直りしよう」
そう呟いて、一人で意気込んでいた。
次の日からマキが登校してこないとは知らずに。
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