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兄貴ー4
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「というか、今日俺も付いて行こうか」
「え?本当か!?」
あの刺青を思い出してまたガクブルしてた俺に最高にありがたい言葉が降りてきた。
「あぁ。俺が行けば話はしやすいかなって」
「頼む!来てくれ!」
「お、おう?」
必死に手を合わせて頼む俺に少し引きつつも御子柴は今日付いてきてくれることになった。
そういうわけで俺たちは門をくぐってからも同じ道を辿って帰った。
「え、蒼のやつ、こんないいマンションに住んでんの?」
マンションを見上げながら、ぶつぶつ文句を言いながらロビーに入っていく御子柴。
どうやら住所は知っていたらしいが、マンション自体は行くのが初めてらしい。
俺は昨日訪れた部屋の前に立つ。
今日は、隣に御子柴がいる。
大丈夫。
一度深く息をついてインターホンへと手を伸ばした。
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