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今日の夕飯は、親子丼と掻き玉汁。あとはお昼に作り過ぎてしまった和え物。
新しく引っ越した雅斗さんの部屋は、あまりに広くて、それに加えてキッチンの設備が最高だった。雅斗さんは、家族から贈られてきたと言っていたけど、あまりに最新のものが多くて、使うのが恐れ多かったりする。
一通り準備を終えた頃に、玄関の鍵が開く音がした。
「ただいま」
「おかえりなさい」
玄関で迎えれば、雅斗さんは少し疲れたような顔で笑った。
「なんか、夫婦みたいだな」
「っ!!?」
ふ、夫婦……!!?
雅斗さんの言葉で、顔が一気に熱くなった。固まっていると、ぽんぽん、と頭を撫でられる。
「冗談だよ。今日の夕飯は作ったのか?」
「あ、うん。親子丼」
「おー、悠の親子丼旨いもんな」
「あ、えと……ありがと……」
雅斗さんの背広を受け取って、リビングに入っていく。
丼にご飯を盛って、雅斗さんの分には多めに盛っていく。
「はい」
「ありがとう」
いただきます。をして、二人で食べ始めた。
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