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side.雅斗
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目が覚めたらしい悠から、今さっきメールが送られてきた。熱が下がってよかった。
会社に出社すれば、斉藤が駆け寄ってくる。
「伊東ーくーん。はよ」
「斉藤かよ、おはよ」
「"かよ"ってなんだよ」
脇腹を肘で突かれるのを、さらりと避けて、エレベーターに乗り込む。斉藤もするり、とエレベーターに乗り込んでくる。
「なー今日飲み行かね?」
「いや、遠慮しとくわ」
「えー、じゃあ家行っていい?」
飲みに行くのが嫌だと言えば家で飲めばいいじゃん。と言ってくる斉藤の顔がうざい。
「……」
「な? 彼女見して?」
どちらかというとそっちが本音なんだろう。
「……電話して、了承貰えたらな」
きっと、悠のことだ。すぐにOkを出すだろう。
あとは、斉藤次第だな。
「よっしゃ、」
「酒代は全部お前が持てよ」
「え、まじで?」
「じゃあ、なし」
「いやいやいや!!! 出す! 出します! 出させてください! うわー出したいなぁ~」
どんだけ俺の家に来たいんだ。
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