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雅斗さんは、予定通りに2週間後の今日の朝、地方へ出発した。
そして、私は淡島とカフェで打ち合わせだ。
短編集の表紙やあらすじ、中身は決まっているから、外を決めていく。
それが大方決まって、私は新しいプロットを淡島に見せた。
ルーズリーフの束は、だいたい0.5cmの高さ。枚数は50枚前後。
「早いですね、それに面白そうです」
一通り読み終わった淡島は、少しご機嫌に感想を述べた。
「簡単にあらすじを言うなら、写真家の世界旅行かな」
「そうですね」
汚れていく世界に飽きた写真家が、美しい世界を見てみたくて、世界を回ってていく。
ただそれだけのお話だ。
恋愛要素は特にない。一人旅の内容中心。
「これでいいと思いますよ。締め切りは2ヶ月ほどでしょうかね」
「うん、それくらいがいいかな」
「出来次第、連絡してください。必要な資料があれば集めますので」
「うん、ありがとう」
この2週間は、この小説に集中しよう。
「じゃあ、早速なんだけど」
カメラについての本と世界遺産についての本を、淡島にお願いした。
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