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もういっかいバーで②
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記憶がない。服を着ていない。
ただわかることは、けつが痛い!!
とりあえず深呼吸だ。
慌てても何も解決しない。俺はこれ以上ないくらい大きく息を吸い、口から思いきり吐いた。
目をつぶって頭を整理していると、白い布団が蠢いた。
え…なんで?
ベッドの上にいるのは俺だけではないことにそれでやっと気づく。
恐る恐る隣に目をやる…
すると、そこにいたのは、昨日バーで出会った男だった。
「ぎゃぁぁぁっ!!!!!!!!!!」
おいおいおいこんなことがあっていいのか!?
男も服を着ていない。
驚きのあまりベッドから飛び出て床に座り込んでしまった。
辺りを見渡すと、明らかにラブのつくホテルだった…。
壁には濃い紺のスーツがきれいにハンガーにかかっている。
俺のスーツもその隣にかかっていた。
床にはYシャツ2枚とパンツが2枚、無造作に落ちていた。
「嘘だ嘘だ嘘だ…」
最悪な想像しかできない。
どうしてこうなった。まるで漫画のように頭を抱えこむ俺
「なんだ…起きたのか…?」
ベッドから寝起きの少しかさついた声が降ってきた。
「ひぃ‼」
「うぅーっ!はぁ…。朝か…」
男は大きく伸びをするとむくりと起き上がり、窓の光を見てそういった。
そのあとに俺の方を向き、目が合うとにこりと微笑んだ
「おはよう。体は大丈夫か?」
「え、…あ、そ、その…か、体?」
「、、、、、、なるほど。」
「え?」
男はなにかを悟ったように目をつぶりため息をついた。
そしてベッドから降りてきて俺の前でしゃがみこんだ。
で、デカイ!!
男は全裸だった、まぁ俺もだけど…。
それにしてもデカイ!俺は…これを…?
嫌だ嫌だ!考えたくない!
「な、なんです、…か?」
顔を近づけて来る男の顔は昨日は気づかなかったがかなり整っていた。
イケメンと言うよりもハンサム…?
何て言ってる場合じゃない!!!!
「うぅぅぅぅ…」
「遥。昨日のこと覚えてないんだろ?」
名前呼び!?
「は、はい…何も…」
「そうか」
またも大きくため息をつく男。
「まぁいい、連絡先は昨日交換してある。また会おう遥。」
「…は、?え、連絡先…?」
もうダメだ。何も考えられない。
「名刺だけ渡しておこう。」
男はYシャツとパンツを履くと、スーツのポケットから名刺を取り出した
「俺はこういうものだ」
渡されるがまま名刺を受けとる
ーーーーーーーーーーーー
株式会社不運慰めグループ
代表取締役
福見 幸彦ーYukihiko Hukumiー
ーーーーーーーーーーーーー
株式会社…不運慰め、グループ…?
「セックスの快感で慰める…つもりだったけど記憶がないなら失敗だ。
夜はすごく良さそうにしてたけど、覚えていないのは残念だ。
だからまた来るよ」
俺が名刺を見ている間に男、いや、福見はスーツを着終わり腕に腕時計をつけていた
「それじゃあ、遥の幸せを願ってる。
また会おう。ホテルのお金はここにおいておくから」
「…へ?」
それだけ言い残し、福見は去っていった。
株式会社不運慰めグループ?そんなの聞いたことない。
この福見との出会いが、俺の人生を変えていくなんてこの時は想像もしていなかった…。
to be continue…??
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