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らぶしーくれっと。①
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甲斐谷 荘太 22歳
大学生
幼なじみの倉本 春馬とは幼稚園の頃からずっと一緒。
親同士も仲良くて、いろんなとこに行った。
「荘太!こっちこっち〜!」
「あ、おい危なっ、、、!」
と言って自ら池に落ちたり、
「僕、おじさんと一緒に面白いところ行かない?」
「面白いところ?行くー!」
「馬鹿野郎ぉぉ!!!!」
ナチュラルに誘拐されそうになったり。
抜けてるところがあるけどいつもニコニコ笑ってて、俺の母親が事故で死んだ時も、ずっとそばにいてくれた。
「春馬がじゅぅっと、そばにいてあげるからね…。」
「、、、、、うん」
ーーー…
俺たちは大学4年生になった。
就職活動も終わり、毎日バイトと飲みに明け暮れる日々。
もちろん大学も同じで、サークルも同じ。今日もいつものように仲間の家で飲み明かしていた。
「昨日明美が怒って俺んちに殴り込んできてよぉぉ、飛んだ修羅場だったぜぇ!」
ゲラゲラと笑いながら飲む。俺はこの時間が好きだ。
来年からは仕事漬けになるだろうからこの1年くらい騒ぎたてたっていいだろう。
「おい春馬お前飲みすぎんなよ?」
「へぇ?大丈夫ー!僕はこれくらいでヒック…」
「誰が大丈夫だよ。ほら、ペース落とせ」
「おん!」
春馬は大学に入ってからイメチェンしたいと言って髪の毛を明るく染めた。
それから、自分では似合ってると思っているのだろう縁の大きい黒縁めがね…。
髪の毛に関してはケアを怠っているのだろうダメージを受けてボサボサな犬っ毛になっている。
「おい春馬、そこのウィスキー取って」
「おん!!」
「まーじで春馬って酔うと犬みたいになるよなぁ!」
仲間はこの春馬を楽しんでいる節があるようだ。
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