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「はぁ…はぁ…ぅ″う″ん疲れた…」
「よーうさぎおはよ。
今2時間目がちょうど終わったよ。」
「まじか…」
笑っている新太の顔を見てがっくりと肩を落とす。
なぜ起こしてくれなかったのだ。
兄、弟よ。
自転車を勢いよく漕いで乱れた息を整えながら席に着くと
携帯のメールの通知がきた。
「んーだれた?」
何回も通知が届く音がするが
面倒くさくて
そのまま携帯を放置していると
新太から
「うさぎーうっせーぞ。」
と言われてしまった。
それでも開こうとしない俺に
携帯を開くぞ。と断りを入れて
新太が俺の携帯を見た。
「誰からー?」
「まず、直人さんが…
『気持ちよさそうに寝てたので
起こせなかったよ〜ごめんね!』だって」
「なんだよそれ〜 で?次は?」
「えーっと『俺とも寝て。希』」
「のぞにぃ…起こして…」
「んで、『なに、他の人と寝てくれちゃってんの?お前は俺と寝ればいいんだよ。
帰ったらお仕置きだぞ?』って日向くん」
「………。」
やべぇ。
日向のこわくてなんも言えねぇ
このお仕置きだぞ?
にどれだけ圧力がかかっているか…
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