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他人と昼ご飯。 Ⅴ
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熱すぎるお茶で火傷した後、深澤は残りの弁当も俺に食わせようとしてきた。
「はい、篠ちゃん」
「いやだから自分で…………」
「駄目~」
「……………………」
また口に突っ込まれて苦しい思いをするのは嫌だったので、大人しく食べることにした。
「えへへぇ…………」
ちょっと待て深澤。
お前は何故人に弁当を食べさせて幸せそうなんだ。
俺はペットか。
「篠ちゃんか~わい」
「っゴフッ?!」
「どしたの篠ちゃん?」
どしたのじゃない!
いきなり何て事を言い出すんだお前は。
可愛いだ?
…………一度眼科に行け。
この俺が可愛かったらお前はどうなるんだ。
そもそも有り得ない。
頼むからそういうある意味爆弾発言をするのは止めて下さいお願いします。
「ほんとにどしたの篠ちゃん? 顔赤いよ?」
「?!」
「具合悪いの?」
「い、いや、そういう訳じゃ…………」
マジか…………。
俺が赤面しているなんてどういうことだ。
というか、俺は男相手に赤面してるのか?!
うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………!
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