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時間は甘く溶ける。 Ⅱ
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「京? っんぅ…………」
気が付いたら京の顔が目の前にあって、次の瞬間にはキスをされていた。
ちゅ、と音がして唇が離れて、またキスをされる。
「ん……」
熱い何かが唇に触れて、力が抜ける。
「っん!」
あ、と思う間もなく、京の舌が口の中に入ってきた。
「ん……ぁふ…………っぅ」
熱い。
熱くて、自分が溶けていくんじゃないかと思うくらい。
なに、これ。
ふわふわする。
きもちいい…………。
「ゃぁう……っ、っん、ふ…………ぅ……」
ぷは、と口を離すと、京が俺をじっと覗き込んでいて恥ずかしくなる。
「呼吸……」
「?」
「止めるなよ」
「え、っ、んんぅ~っ?!」
くちゅ、と濡れた音が響く。
京の舌が、俺の口の中を這う。
手が真ん中から痺れていくようで、ぎゅ、と京の服を掴みたいのに、上手くいかない。
「ふぁ……ん、ぅっ…………っふ…………」
やだ、なに、これ。
俺が、俺じゃないみたい。
こんな声、俺のじゃない。
「っん、んっ! ふ、うっ…………ん……!」
こんなの、知らない!
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