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時間は甘く溶ける。 Ⅳ
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「っ……も、京のばかぁ……」
「わ、悪い」
あれから散々キスをされたせいで、若干酸欠気味。
京って、スイッチ入ると止まんないんだなぁ…………。
ずっと弄られてたから、何となく口の中が寂しいというか……ってわあぁ?!
な、何考えてるの俺?!
で、でもでも、気持ち良かったわけだし、自分の気持ちを誤魔化すのも何かあれだし、ね?
…………うん、だから。
キスのせいで頭がふわふわしてて、ふっと時計を見たのがお昼頃。
どんだけキスしてたの、って感じ。
「京、お昼何食べる?」
「もうそんな時間か」
「うん」
お腹すいたーっ!
「俺が何か作ろう」
「ほんとっ?」
「まぁ、無理……させたから。病み上がりなのに悪かった」
……何でそういうことをさらっと言っちゃうかな。
何か色々耐えられなくなるから止めてよねっ!
「何が食べたい?」
「ん~…………オムライス?」
「何故疑問形……」
「じゃ、オムライス!」
「分かった」
ふわふわ卵~♪
台所に行った京を追いかけると、玉葱をみじん切りにしてるとこだった。
すごい、早い。
あっという間に細かい玉葱がいっぱい。
慣れた手付きで包丁を操る京が、何だかすごく格好良かった。
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