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四人?
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修が柄原先生に叱られている。
珍しいな……。
授業中に修の名前を聞くのは初めてかも知れない。
宿題追加を言い渡されて、しゅんとしているのが可愛かったのは秘密だ。
「京ーっ」
「修」
「怒られたーっ」
「……悪い、何も言えない」
「フォローしてよ?!」
うーっ、と怒っているんだか落ち込んでいるんだか分からない唸り声をあげる修。
「宿題…………」
見ていると、かくっと頭が落ちた。
あぁ、落ち込んでいたのか。
「何をそんなにぼんやりしてたんだ?」
「あ、そうだ、それ! 京、お昼だよ!」
「いや、知ってるが」
「今日は琉已くん達と四人で食べるよ!」
「白宮と? というか……四人?」
「気になるから早くっ」
修も知らないのか。
くいくいと袖を引く修。
「どこで食べるんだ?」
「あー、屋上な」
「うわぁ?!」
いつの間にか白宮が修の背後に。
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