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四人。
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琉已くんについて屋上に上がると、もう一人がいた。
ちょうど逆光で顔が見えないんだけど……誰?
「京、あれ誰?」
「向こうに行けば分かるだろう」
そりゃそうだけど。
「海琴さん、お待たせ」
「いえ」
何か会話がカップルみたいだ。
海琴さん…………。
「って野々宮先生?!」
「深澤今更だな?」
何か今日はやたら先生に縁があるなぁ。
まぁ、それは置いとくとして。
「琉已君、さっき“海琴さん”って……?」
「あー、うん。我が最愛の天使」
「ほぇ?」
「つまりは彼氏」
「っちょ、ちょっと琉已君!」
「へぇ……」
あれ、今俺何を聞いたんだっけ。
琉已くんの彼氏が野々宮先生で、つまり二人は恋人同士でるんたった~…………。
「彼氏ぃぃぃ?!」
「落ち着け修」
「何で京は平然としてんの!」
「いや、そこで怒られても……」
京が困ったように俺の頭に手を乗せる。
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