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京救出大作戦!
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「…………」
「…………」
「…………」
救出大作戦……と言ったものの。
「えーと……どうしよう?」
「んー、てか俺らにできることってあるのか?」
「むずかしいの」
「ふふっ……あ、ごめんね」
きくくんがぎゅーって眉を寄せて難しい顔をして呟くから、野々宮先生がふわっと笑った。
「祈紅くんは、どうしたいの?」
「きくはね、おにいちゃんにおうちにいてほしいの。それで、またいっしょにあそぶの」
「そっかぁ。祈紅くんは、京くんが大好きなんだね」
「ん、おにいちゃんすき!」
ほんわかした感じの野々宮先生と、ちっちゃいきくくんが話してると、周りの空気が和む。
……でも、俺の方が京好きだもん。
「海琴さん可愛いんだけど、あれ写真撮っていい感じ?」
「う、うーん……? 分かんない」
横で琉已くんがひそっと尋ねてくる。
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