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京救出大作戦! Ⅱ
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「そもそも勝手に撮ったら盗撮じゃない?」
「…………愛でる気持ちは世界を超える」
「琉已くんのキャラ迷子!」
変なこと言い始めた!
ドヤ顔で!
俺と琉已くんが写真のことでごたごたしてたら、横でシャッターを切る音がした。
「やはり祈紅様はお可愛らしいですな」
「……って、じいやさん?!」
じいやさんが一眼レフを構えて真剣に写真を撮りまくっていた。
「あの、それ盗撮じゃ…………」
「ほっほっほ、愛ですじゃ」
「伝染してるよ!」
そもそも一眼レフなんて持ってたの?!
怖い。
愛怖い。
「しゅうおにいちゃん」
つんつんと裾を引っ張られて振り返ると、じいやさんの奇行なんか全然知らないきくくんがいた。
「おにいちゃんたすけにいく?」
「うん、どうしようかなぁ。何か思い付く?」
野々宮先生と話しても何も思い付かなかったらしく、ぶんぶんと首を振られた。
「んー…………あ」
そうだ。
「京の家に行ってみる?」
「しゅうおにいちゃん、おにいちゃんのおうち知ってるの?」
「う、うん、多分?」
「いく!」
目がきらきらしてる。
「じゃ行ってみよっかぁ」
「はい!」
急に元気になったなぁ。
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