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後日。
またあのホテルへと足を運ぶ。
『今度こそ逃げないでよ。』
なんて、少し怒りながら女が俺の袖を掴む。
『逃げねぇよ。』
そう言いながらフロントに向かうとまた白石。
隣の女は…
あれ?この前の子と違うじゃねぇか。
コイツまさか俺と同じ…?
そう思うと同時に高校時代の白石とはやはり別人なのではないかと思えてきた。
あの頃の陸は俺が話しかけるだけで真っ赤になるし、一回しかヤッてないけどすごく恥ずかしそうにしていて、見るからにウブだった。
まぁ…何年も経てば人は変わるのかもしれないけど…
なんだか今日もヤル気が削がれたが、今日は逃げれないなと思い、部屋に向かった。
女とヤることやってベッドに横になる。
やっぱり消えない行為の後のムシャクシャ。
陸の顔を思い出してから女とヤる時は必ずと言っていいほどあの時の陸の顔を想像する。
でないとイケなくなってしまったのだ…
思っていた以上の自分の重症加減に溜息が出る。
下手すりゃ陸想像して一人で抜けるかも。
そう思うと笑いすら出てくる。
で、俺はどうしたいんだよ…
そこはわからない。
でもきっと、一言言いたいんだと思う。
好きだよ…って。
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