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負けました
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「休日にゲームだけと言うのなら俺が無理矢理にでも外に連れ出します。
私服がダサいと言うのなら俺が服を選びます。
クラスの人と話せないなら俺がその分先輩と話します。
何を言われても先輩といられればそれでいいです」
かっこよく去ろうとする俺を引きとめると
このイケメンは こんなカッコ良さげなことを言ってきたではないか。
やっぱり主人公はイケメンじゃないといけないのかよ。
俺じゃぁ、主人公にはなれないってことか?あぁ!?
それにしても、必死すぎる。
何か変なことでも企んでいるのだろうか。
「な、なぁ?佐藤くんさ、なんでそんな必死なの?」
「そりゃ先輩が好きだからに決まってるじゃないですか」
「………………………」
しょうがない。
別にこいつの本気すぎる告白にキュンとしたわけではない。本当にキュンとしたわけではない。(大事なことだから2回)
「ま、まぁ、しょうがないから考えといてやるよ。
まだ俺はお前のこと何も知らねぇし、振るのはちょっと良くねぇよな、うん」
「え、あ、ありがとうございます!じゃぁ 今からどっか遊びにいきませんか?」
「今日は新しいゲームの発売日だから無理」
「そ…そうですか」
「けど明日なら、いい」
「あっ!はいっ!!お願いします!」
今日から俺は大変になりそうです。
主に人間関係が。
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