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年下は怖いです
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「佐藤君いる?」
俺頑張ってる。ナイスファイト俺。何が聞こえても気にしない。だって 他人だもの。しかも年下 後輩。 そんな年下に気ぃ使ったらなぁ、やっぱアレだろ。
何があっても俺は動じない、とかフラグ立てておく。
「えー、あの人だれー?」
「佐藤の兄弟?いや、兄弟にしては違いすぎるかw」
「何ソレーひどぉいwwウケww」
無理です。いや、もう年上とか後輩とかそんなんどーでもいいから。怖いから。てか聞こえるから。聞こえてたら内緒話になってないから。ヤバイ…吐きそう。
声のボリュームもっと下げよ?ね?
「先輩?!どうしたんですか!?」
「…佐藤君。俺さ、同情とかそういうのいらない性格だから。もう会わなくていーよ。無理してるんだって?
気づかなくてごめん、俺馬鹿だから。
今日から友達と、また遊んでいいから、な。
じゃ、バイバイ。もう話すことも無いだろうけどな」
そう言って俺は
逃げるように自分の教室に戻った。
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